ヴァイブレーション!フルエル心ノケータイ短歌(ふかわ りょう・編/加藤 千恵・編)




ヴァイブレーション!フルエル心ノケータイ短歌 (マーブルブックス)』を読みました。

2002年〜2003年にNHKラジオ第1放送と、NHK教育の企画で、読者参加型の番組に投稿された短歌から、編者二人が選んだものなのですね。エッセイや対談、枡野浩一さんによる短歌の手ほどきなどがおさめられています。以下、印象に残った作品を引用します。「P」は引用元のページを示します。

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○P9
改札のところにキミが立っていてなぜかそこだけ光って見えた

○P13
くちびるに甘く酔う毒ぬっておくゆかたの夜のくちづけのため

○P15
リカちゃんは別格としてペコちゃんや鼠のミニーに彼氏がいるのにっ

○P45
友達のデートの予定聞き流し溜息一つバイトへ向かう

○P51
朝起きて君の夢を見ていたと気付いた途端二度寝突入

○P75
熱をもつ充電しかけた携帯と交わし足りない君への言葉

○P85
授業中かっこ悪いとこ見せたから好きだと言うのはあさってにする
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色んな人が、色んな思いでケイタイ/携帯を握ってるんだな、というのが一つと、色んな思いがあるようでじつは結構みんな良い意味で似たりよったりの「喜怒哀楽」を抱えて居るんだなと感じました。「自分だけの悲しみ・自分だけの孤独」と抱えているものが、実は並べてみると隣接しあっているというか。もちろん、「その人だけのもの」であることは確かなんだけれども。歌にしてしまうと、「あー、そういうのあるある」と共感しやすくなるのかもしれないですね。


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