まいごのライオンぼうや(羽仁進・文・写真/井上冬彦・写真)
羽仁 進 井上 冬彦

父親ライオンの横で、ちょこんと子どもライオンがくつろいでいる冒頭の写真が、印象深く残りました。男親も子どもを近くに寄せ付ける時もあるんだなぁと変に感心してしまいました。
兄弟ライオンが迷子になって、象やらヌーの間をくぐって、探してくれている母親ライオンたちに見つけてもらうまでのお話なのですが、兄ライオンがキリッと頑張る姿も微笑ましいですし、猫科の動物がお好きな方には、おすすめかなと思いました。
どうでもいいことですが、お母さんライオンって、顔、縦に長いんですねー。卵形でも猫の親戚だと考えれば長いと思うのですが、なんか長方形か台形に見えるのですけれども。でも、群で移動する姿とか、とても美しいと思いました。
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つきのよるに(いもとようこ・著)
![]() | つきのよるに (えほんのマーチ) いもと ようこ 関連商品 きこえてくるよ…いのちのおと… うみをわたったこぶた アルフィとくらやみ (児童図書館・絵本の部屋) オスカーとフー (児童図書館・絵本の部屋) だきしめてほしくって by G-Tools |
上記を読みました。動物の親子の、誕生、子育て、親離れ/子離れを描いた作品です。いもとようこさんの絵に惹かれて手にした一冊です。秋の頃、子どもが山を登れるようになった、という描写がでてくるのですが、そのイラストが心に残りました。
この本に接する小さな子どもはどんな気持ちになるのだろう。読み聞かせてあげる親はどんな気持ちになるのだろう。そんなことを考えつつ、本を閉じました。シンプルだけど美しい一冊だと思います。
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絵の中のどろぼう(友部正人・文/スズキコージ・絵)
『絵の中のどろぼう (1983年)』を読みました。墨の濃淡だけで描いたような不思議な画風と、どんどん展開していく物語のリズムが面白い一冊です。絵の中に自由に出入りできるどろぼう入りの絵画が、人の手を渡っていくお話です。いたずらざかりの小さな子は、本書を目を輝かして読むのかな、などと読み終えてから考えてしまいました。童心を刺激してくれる一冊かと思います。手にとって良かったです。
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おばあちゃんの花(内田麟太郎・文/村上康成・絵)

『おばあちゃんの花』を読みました。故人をしのぶことや、親族を亡くした小さな子に対して、「こんな考え方もできるよ」とさりげなくアドバイスした作品、なのかなと読みました。風にゆれる木の描写などは、シンプルな画風の中にも味わいがあって、印象に残りました。表紙の黄色が目に鮮やかな一冊です。
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雪のかえりみち(藤原一枝・作/はたこうしろう・絵)

『雪のかえりみち (えほん・ハートランド)
雪が降ると、景色が一変して別世界になったりするのですけれども、この作品では、主人公がちょっとした冒険をすることになります。雪で電車が遅れたりすると僕らが体験する世界に、子どもの立場から迷い込んでしまう設定です。親切な人がいたり、幼い頃のことを思い出したり、家に無事たどり着いてお兄さんが出迎えてくれたり。ファンタジーの要素とかないし、ごく普通のことを丁寧に絵本にしただけなのですが、その日常のキリトリ方がとても心地いいし、イラストも好みなので、手にして良かったなぁと満足しています。雪が降るとわくわくするか、不都合なことを数え上げてしまうかで、人の一面が分かるかもしれませんね。そんなことないかな。
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いぬかって!(のぶみ・作・絵)

『いぬかって! (レインボーえほん)
生き物を飼いたい子どもの気持ち、良くないことが言い当たってしまった時のなんともいえない罪悪感など、伝える力が強い作品だなと感じました。偶然手にした一冊ですが、目を通してみて良かったです。
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空気はだれのもの?―ジェイクのメッセージ(葉 祥明・絵・文/リッキー ニノミヤ・英訳)

『空気はだれのもの?―ジェイクのメッセージ
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天の町やなぎ通り(あまんきみこ・作/黒井健・絵)

『天の町やなぎ通り (あかね・新えほんシリーズ 36)
そんな優しい嘘で、しんみり終わるのではなくて、どこか宮沢賢治的な越境の仕方というか、物語はファンタジーの世界へとスムーズに移行します。郵便屋さんがキーワードになる点も、印象深かったです。偶然手にした一冊ですが、読んでみて良かったです。
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ふたり―ミーナ、中国へ(アンナ・ヘグルンド・作/菱木晃子・訳)

『ふたり―ミーナ、中国へ
シリーズ物なのですね。原著も探してみたのですが、見つけられませんでした。『MINA I KINA』というのが原著のタイトルです。急に思い立って中国に旅に出て、旅先で戸惑ったり、新しい考え方に触れたりして、やっぱり家が一番という感じで帰ってくるまでのお話です。手のひらサイズの絵本の中に、旅行のエッセンスがつまった一冊でした。
それにしても、中国の人はパンダの設定なのがちょっとシュールでした。
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ねこのせんちょう(マドレーヌ・フロイド・作/木坂涼・訳)
原著は『Captain's Purr
「ねむったり、なめたり、たべたり していないとき、せんちょうは でかける。
つきあかりの ばんに。」(本書より引用)
途中までは、確かにその通りなんですけれども、上記シーンを境に、ファンタジーへと突入する作品なのですね。いやー、びっくりしました。丁寧に描かれたイラストや、家の様子や、ちょっとした猫の仕草など、イラストの表現力に魅了されていただけに、「せんちょう」がボートのオールを漕ぐ様子を見た時にはかなりびっくりしました。シームレスに異世界へ連れて行かれた感じです。
ナンセンスな部分も含めて、あははと笑えたので、本書、手にとって良かったです。それにしても、不思議なことを考える人もいるものだなぁ。
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